東濃のトラウトルアーマンもたまには海へ

※本記事を読まれる前に、過去インプレ記事の「１１バイオマスター」、「１１カルディア（フリームス）」を

ご参照頂くとよりわかり易いかと思います。

今年２０１１年、リールの２台メーカーダイワとシマノさんが代表されるミドルクラスのスピニング

リール新作を発表しました。シマノ　１１バイオマスター　ダイワ　１１カルディア　です。

私はちょうどそれぞれを手にすることになりましたので、個人的な見解にはなりますが、比較

インプレをさせていただきたいとおもいます。分かりやすく2500番の浅溝スプール比較で行きます。




ダイワ(Daiwa) １１カルディア　２５０６
●定価 24675円（税込）
●巻取りの長さ（ハンドル1回転当たり）：71cm●標準自重：225g●巻糸量：ナイロン4lb－170m、6lb－100mPE0.8号－140m、1号－110●BB数（ボール／ローラー）：6／1




シマノ(SHIMANO) １１　バイオマスター　２５００Ｓ
●最大巻上長(ハンドル1回転)：73cm●定価 23625円（税込）●自重：260ｇ●巻糸量：ナイロン5ｌｂ－110ｍ、6ｌｂ－95ｍ、8ｌｂ－70ｍPE0.6号ー200ｍ、0.8号ー150ｍ、1号ー110ｍ●ベアリング数S A-RB/ローラー：6/1


まず、お値段でいくと、定価ベースで11カルディアの方が1000円高いですが、ナチュラムさん

の2011年9月26日現在の価格ではカルディアが３０％OFFに対して、バイオが３５％OFFという値引き率

で、約2,000円のほど、バイオがお値打ちになってます。

これは、バイオが2011年5月発売に対して、カルディアが8月ということで後発の優位性もあると

おもいますので、ほぼ同等と言って差し支えないかと。で、肝心の機能性について

今回、この2機種の比較でハッキリ感じるのはのは、

巻きのシマノと、ボディのダイワという構図です。

それぞれを象徴するキーワードが

シマノの「X-SHIP」そしてダイワの「ZAION」

それぞれの細かい説明は過去のインプレ記事など参照して頂くとし、簡単にいえば、

新ギアシステムX-SHIPでハイギヤやビッグファイトでも変わらない巻き心地のシマノ

と、超軽量ザイオンボディを基本とする自重の大幅減量による感度上昇を狙ったダイワ

というカタチでしょうか・・・・。

で、個人的な、、ほんとに個人的な総評を申し上げますね。。。。

１１バイオ　VS　１１カルディアは・・・・・・・

１１カルディアさんの勝利！！

全国のシマノファンの皆さん、すいません、こんな素人同然のガキがほんと

すいません。個人的な意見なんで見逃してください・・・・。

とはいえ、その根拠とは・・・・

理由その１「自重」
2500S比較でバイオ２６０ｇ、カルディア２２５ｇ。その差なんと３５ｇです。たしかにバイオはパワーAL
を使用してますので、剛性感はバッチリですが、ZAIONボディのカルディアがそれほど劣るかというと
そこまで、感じません。。。。むしろ、この重量差は感度や疲労の軽減などの差として大きいと思いま
す。ちなみに、自重とは関係ないですが、これからの季節、カルディアのような樹脂ボディのアドバン
テージはまだありますよね。そう、「冷えない」。集中力の面
でじつはコレ大事ですよね。私のブログでもカルディア２００４の発売日を検索する方も多いです。ライトゲームに使用するんでしょう。

理由その２「付加機能」
１１バイオがX-shipに集約される一方、ダイワは本当の意味での「フル」モデルチェンジしましたよね。
ザイオンボディー、エアローターそしてエアローターのリスク（浸水）をヘッジする「マグシールド」。
結局エアローターを採用することで、巻きの軽さに対してもアプローチしてますしね。その辺の
実際にアングラーが欲しいところに多目的に切り込んだ感じがあります。確かにX-SHIP自体は
非常に魅力ある機能なんですが、ちょっと目玉が少ないかなと・・・・・。

理由その３「巻き心地」
最初に言っておきますが、コレは、バイオマスターの方が優秀だと感じました。
シマノのリールはやっぱり「巻いてる」感じを強くうけます。巻いてて気持ち良い。
で、X-SHIPの謳い文句であるハイギヤリールの巻き心地なども上位機種のツイン
パワーで実機確認しましたが、やはり軽快です。・・・・でも。でもね・・・。それだけ
なんですよ。１１カルディアでは今回同様のハイギアモデルを購入しましたが、
X-SHIPのそれと比べて極端に重いかといえばソレほどではないんですよね。



と、まぁ、こんな感じで比較すると、仮に2,000円程度価格差があっても、カルディア

の方に軍配が上がるかなと・・・・

但し、バイオを擁護するわけではありませんが、これはあくまで新品を比較した際の

感想です。つまり、実釣を重ねる中での中長期的なライフについては、理屈上バイオ

の方が伸びると思いますし、自重の面でも、シマノはSRバランスボディという発想で

重さだけでなくロッドを加味しての重心バランスを意識した設計ですから、重

量表示ほどの重さも感じないかもしれません。等々。

どちらも「買って損した」という商品には成り得ないとおもいますので、参考になれば

と思います。


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